___ 1981年


サン・ミケーレ教会の鐘の音とヴァイオリンの音

1981年12月20日快晴。午前10時クレモナで現役としては一番古い教会の鐘は
鐘突男のマリオが盛大に鳴らせてくれた。教会入場は本来ぼくの母親と腕を組んで
一緒に入るのだがビッジョの奥さんフランカが代役。
ぼくはあくまでもカトリックに改宗するのを拒んだためバチカンの特別な配らいで
仏教徒のままミックス結婚となったがこれは1000年以上の歴史があるこの教会で
初めての出来事だった。教会に入った途端ヴァイオリン演奏の師で友人の
マリオ・マッジのアベ・マリアが聞こえてきた。
式当日の4時間前に最後の仕上げが終わったばかりだった。
ぼくが作ったヴァイオリンがぼくたちの結婚式で教会内に響き渡る、
なんと幸せなときであったろうか。
満員になった教会でぼくはなんと誇らしく思っただろうか。
このぼくのヴァイオリンはだんだん音色がよくなっている。
祭壇上まで友人でいっぱいになったがそのときの録音はジェネローゾが受け持った。15曲のヴァイオリンの音の他に「「誓います」という
ジュージーとぼくの声も入っている。